冷えは万病のもと!女性の冷え性・原因と改善法について解説
女性に多い「冷え性」
「冷え性」とは、寒くなる冬だけと思うかもしれませんが、夏でも冷え性に悩まさせる方が多いです。
「冷えは万病のもと」とよく言いますが、その通りで、冷えからの体調不良や病気につながることもあります。
冷え性と感じたら、日ごろから体を冷やさない対策が必要になります。
冷え性の症状と原因、改善法まで詳しくご紹介していますので、参考にしてくださいね。
冷え性の症状
冷え性は、身体のどこかに冷えを感じ、悪化すると痛みなども伴い、特に手や足・腹部に冷えを感じる人が多いです。
寒さとは違い、室内を温めても体の部位に芯から冷えを感じたり、同じ環境にいても他の人より冷えを強く感じる症状が「冷え性」です。
「冷え性」の主な症状
- 手足の先・お腹が冷える(冷たい)
- 下痢をよくする
- トイレが近い
- お腹の痛み・張りがある
- 腰痛・肩こり・関節痛がある
- 月経不順・月経痛がひどい
このような症状が寒い冬だけでなく、暑い夏の時期でも身体に冷えを感じ、冷え性を放っておくと、さまざまな体調不良につながる恐れがあります。
頭痛・肩こり・腰痛・関節痛・頻尿・下痢・月経不順・不妊・むくみ・肌荒れ・不眠・肥満など
「冷えは万病のもと」とはこのことで、特に女性は冷え性が悪化すると、女性特有の病(子宮など)や年齢に関係なく更年期に似た症状が出ることもあります。
特にこれから出産をしたいと考えている女性は、不妊にもつながりますので改善が必要です。
「たかが冷え性」なんて思わずに、改善していくことが大切です。
冷え性の原因
男性と女性で「冷え」を感じている人の割合は、圧倒的に女性の方が多く、夏でも冷えを感じる人が増えています。
なぜ女性の方が「冷え」を多く感じているのかというと、男性と女性では体のつくりが違うからです。
女性の冷え性の原因を詳しくみていきましょう。
筋肉の量が少なく、脂肪の量が多い
体重に対する筋肉の量は、男性が約40%、女性が約36%と言われており、筋肉は熱を作り出す重要な役割もしているので、筋肉量が少ない女性は、作り出す熱の量も少ないのです。
過度なダイエットなどで筋肉まで落としてしまったり、運動不足で筋肉がないと冷え性の原因になります。
また、皮下脂肪は断熱効果がありますが、脂肪の中に血管がほとんどないため、熱が加わっても全身に伝わりにくく、皮下脂肪が多いのも冷えの原因の1つです。
自律神経の乱れ
体温調節の命令を出す自律神経が乱れることにより、冷え性になることもあります。
ストレスや生活習慣の乱れや、夏のエアコンと外気温の差で、自律神経がうまく機能しなくなるのが原因です。
夏にも冷えを感じる人が多いのはこのためです。
女性ホルモンの乱れ
ストレスや生活習慣の乱れ、更年期になると、女性ホルモンが乱れて血行の悪化を促進し、全身に熱が送られなくなり冷え性につながります。
このように女性の「冷え性」はさまざまな原因が考えられます。
この他にも、身体を締め付けるような下着・衣類・靴なども、血行不良になり冷えにつながることもあります。また、体を冷やす食べ物や飲み物も冷え性を悪化させてしまいます。
女性の「冷え性」の原因は、筋肉量や自律神経、血液循環、ホルモンバランスが大きく関わっていることがほとんどです。
冷え性の改善方法
女性の冷え性は、そのままにしておくと月経不順や不妊、婦人科系の病気に影響する可能性もあり、その他にもさまざまな体調不良の原因になります。
「冷え性」を軽く考えずに、冷えを感じたら改善していくようにしましょう。
いくつかの改善方法をご紹介しますので、日々の生活に取り入れてみてください。身体を温めるように常に意識する、冷えにくい身体づくりをするのが、冷え性の改善につながりますよ。
服装に気をつける
多くの女性がしてしまう薄着ファッション。ミニスカートなど足を露出する格好や胸元が大きく開いた服を着るのは、冷え性を悪化させてしまいます。厚着をして、防寒対策をすることが大事ですが、どうしても薄着をしなくてはいけない時は、厚手のストッキングを履いたり、ホッカイロなどで冷えやすい場所を温めてあげるのも良いでしょう。
ただ、ホッカイロは温めすぎて汗をかき、後で冷やしてしまったら意味がないので、注意が必要です。
締め付けるような下着や服も、血流が滞り冷えに繋がりますので避けるようにしましょう。
入浴をする
冷え性の方に多いのが、お風呂をシャワーだけで済ませてしまっていること。時間がないなどの理由がありますが、入浴は身体を芯から温めてくれるだけではなく、1日の疲れやストレスの緩和の効果もあります。
出来れば毎日入浴するのが望ましいですが、無理な場合は1日おきや1週間に2・3回は入浴するようにしましょう。入浴出来ない時は、ホットタオルを冷えている部分に置いたり、足だけ湯に浸かるなども良いですよ。
冷え性の方は、半身浴ではなく、全身の血流をよくするために肩まで湯に浸かるのがおすすめで、入浴時に腕や足をマッサージするのも良いでしょう。
香りのよい入浴剤でリラックスするのも良いですし、温浴効果のある入浴剤で疲れを癒しつつ身体を温めるのもおすすめです。
>>冷え性・関節痛など体の痛みにオススメの入浴剤はこちらの記事をご覧ください
食事に気を遣う
食事は、冷たいものを避けて、温かいものを摂るようにしましょう。よく噛んで食べるのも大事なことです。飲み物もなるべく温かいものか常温で飲むようにしましょう。
夏は、冷たいものを食べたり飲んだりしがちですが、なるべく冷たいものを避け、常温の飲み物にしましょう。
また、食品によって「体を温めるもの」「体を冷やすもの」があります。
体を温める食べ物・飲み物
肉類・・・鶏肉、羊肉、鹿肉
魚介類・・・うなぎ、あじ、さば、海老など
野菜・・・根菜、ねぎ、にんにく、生姜
果物・・・桃、ざくろ、さくらんぼ
その他食品・・・玄米、ライ麦、もち米、そら豆、納豆、いんげん、クルミ、松の実、栗、味噌、からし、胡麻など
飲み物・・・紅茶、ココア
体を冷やす食べ物・飲み物
食べ物・・・きゅうり、なす、トマト、レタス、バナナ、オレンジ、スイカ、わかめ、昆布、カニ、豆腐、白米、など
飲み物・・・コーヒー、牛乳など
その他食品・・・上白糖、バター、冷凍食品、缶詰、防腐剤や添加物の入った食品
このように、どちらにも体に良い栄養がある食品が含まれています。
冷え性だからと言って、身体を温める食べ物ばかり摂取してしまうと栄養が偏ってしまいますので、バランスよく食事をするようにしましょう。
毎食時に、温かい汁ものを摂るようにするのがおすすめです。特にみそ汁は、からだを温めてくれる食品で、身体にもとても良いですよ。
適度な運動をする
毎日の生活に、意識的に運動を取り入れるようにしましょう。
20分程度のウォーキング、ストレッチ、ホットヨガなどがおすすめです。
適度な運動は、冷え性対策だけでなく、健康増進にも役に立ちます。毎日継続することが大事で、身体を動かすことにより血流が良くなり、冷え性の改善につながります。
いかがでしたか?
女性は、絶対に身体を冷やしてはいけません。
冷え性が改善していけば、体調も良くなっていくはずです。冷えを感じたら、改善していくように意識してくださいね。
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